伸びる歯科医院には伸びる理由があり、沈む歯科医院には沈む原因がある。
自分ではそれに気づくことができないのが人間である。
自分のことは一番わかっているつもりでも、他人の方が客観的にみることにより的確に分析しているものである。
一所懸命努力している先生ほど、この傾向が強く現れる。
昨年、働き方改革、賃上げ、日銀の金利引き上げが始まり、リクルートがさらに過酷になってきた。特に歯科衛生士不足は深刻な問題であり、歯科医師会でも大きく作用する要因である。
労働時間(拘束時間)の短縮、生産性の向上、財務力強化というキーワードを基に、何を、どのように、誰が、いつ、どこでやるのかということが重要である。
そのためには各医院においてゴールの設定が必要不可欠であり、そこには院長、パラデンタルスタッフの人生観、医療倫理観が大きくかかわり正解はなく、自院で独自のものを創るしかない。そのためにはこれらのことを達成するための物差しを持ち、自医院を現状分析し、ゴールとの格差を知るべきである。
そしてその格差をどのようにして埋めていくのか、戦略戦術をたてなければならない。
今回、私がどのようにしているのかを解説する。